アフターM&A 承継後の円滑な引継ぎを支援
PMI(Post Merger Integration)とは通常M&Aによる買収時に行われる、買収先企業の統合業務の事を指します。ここでは、ドクターが医療承継されたクリニックに馴染んで経営を行うにあたり支援する業務を当社ではPMIとして定義しています。
承継開業において必要となる基本的な情報の引継ぎや、業務オペレーションの引継ぎ、スタッフの方の管理や、ITツールの使用方法等、多岐にわたるクリニック経営における基本業務の引継ぎ支援を当社が行います。これは実際に承継開業されてから周囲のスタッフに手取り足取り教えてもらうには相互に負担が大きい業務です。
また、本来スムーズに引き継ぎが行われて、クリニックの経営が安定成長することがドクター及びスタッフ双方において利益となるはずです。円満な引継ぎ業務を当社が支援することで承継開業におけるドクターの不安を解消させます。
経営システム関連の引継ぎ
医療機器だけではない?
経営システムの引継ぎとは医療機器の使用方法だけではなく、電子カルテやレセプト請求、会計処理等の医療経営全般に関わるシステムの引継ぎを指します。
当然、専門医療領域に関してはスペシャリストであるドクターも医療経営や医療事務までは初めての経験というケースが多いかと思います。また、使用している医療機器等も使用年数やメーカー等もこれまでに使用していたものと同じとは限りません。
その点の使用方法を含めて一度当社にてマニュアルを整理したうえで承継先の前院長との引継ぎを実施します。
業務オペレーションにおける引継ぎ
最初は日常業務のルールに合わせる
クリニック以外の一般企業においてM&A後に買収先企業に合流する際によく行う手法が「一定期間は既存業務のやり方に合わせる」という方法があります。
承継するドクターの色に合わせたクリニックを今後展開されていきたい気持ちはよくわかりますが、一旦は承継先のクリニックのこれまでの業務オペレーションを理解して合わせていく事をお勧めしています。
もちろん、一定期間、例えば半年程度経過して一通りの業務に慣れてからより良い改善方法をスタッフの方に提案した方が周囲も味方につけやすく、また人柄もよく理解された上で改善をする方が効果も早く出ます。
当社では既存の業務オペレーションをスタッフの方にヒアリングの上、マニュアルや業務フローを整備のうえ引継ぎのご支援をします。
コミュニケーションにおける引継ぎ
スタッフの人柄を事前に把握しておく
クリニックを承継するにあたり、既存スタッフとの連携が一番の課題になります。事前に各スタッフの性格や経歴を把握しておくことで引継ぎにあたり障害となる部分に関しても事前に明らかにしておきます。
当社においては事前に各スタッフにヒアリングを行い、既存業務の内容や課題をヒアリングしつつ、各人の性格に関する調査も実施致します。それらの情報を事前に整理したうえでドクターにお伝えをします。
その後に当社も交えて各ドクターとの面談やヒアリングをセットさせて頂きます。そうすることで相手がどういった方かも把握できない状況での顔合わせよりもスムーズに業務引継ぎを遂行することができます。
シナジー創出
円満引継ぎがゴールではない
アフターM&Aの業務支援においては円満に引継ぐことがもちろん大事ではありますが、それだけがゴールではありません。医業承継を考えていたドクターや既存クリニックの拡大を目的としていたダクターはさらなる高みを目指すためにM&Aを実施したはずです。
そこにはドクター自身のキャリアの強みや経営されているクリニックの強みが承継先のクリニックにおいても活かされる必要があります。そういった強みを新たに承継先のクリニックに植え付ける活動のお手伝いを実施します。
具体的には既存クリニックで行われている集患方法の横展開や、承継開業を行うドクターであれば自身の強みとする専門分野に特化した集患活動の展開等があります。また、複数クリニックを経営される場合は事務作業等統合する事でコスト削減分野におけるシナジーの創出も可能になります。そういった裏方の部分でのシナジー創出もマニュアル作成や業務移行作業等で支援を実施します。
PMI手数料
PMI導入に関する費用
100日程度の期間を掛けてトータルでのサポートプランを策定致します。
基本プラン料金:50万円
なぜ当社である必要があるのか?
創業期からM&A業務に精通
複数の事業展開を行っている当社の創業期からの事業の一つがM&Aのアドバイザリー業務になります。これまでに多数の企業の事業承継を支援してきた実績を基に多くのドクターの承継開業に貢献をします。
中小企業に特化した業務展開
当社の事業の多くは大手企業よりも地場の中小企業をお客様とした事業が占めています。そのため、より小さな事業や開業に伴うご支援に対してもきめ細かく対応が可能です。
多角化展開における経営支援
当社の事業の中で、不動産取引や内装のリノベーション工事を支援するリノベーション不動産事業部。新規事業や事業拡張を支援するビジネスデザイン事業部がございます。
開業を検討しているドクターにとって不動産取引や院内内装、広告宣伝等で必要となる取引先を探す手間が省けます。また、一貫した方向性の基にご支援をする事が可能です。
承継後の事業成功をゴールとして設定
当社のM&Aアドバイザリー業務のゴールは「M&Aの成立」ではなく、成立後の事業の成功をゴールとして設定しています。仲介だけして終わりという従来のアドバイザリー業務だけでは出来ない承継後のご支援も一貫して実施することが可能です。